チビ太誕生のお話。⑤誕生
夜寝る時は、チビ太と一緒に同じベッドで寝ています。
本当はベビーベッドで寝てほしいのですが、
肌寒くなったころからベビーベッドで寝なくなり
うっかり添い寝を続けていたら親のほうが根負けしてしまいました。
落ちる心配があるので部屋から出られず、
なんとかベビーベッドで寝てほしいのですが…
その話はまた別の時に詳しく書きたいと思います。
昨日の続きです。
陣痛がかなり強くなり、そんな私を見て旦那氏も動揺していました。
必死な姿を見て、分娩室への動向を決意した旦那氏でした。
15時半
いきみたくなってくる。
思わず「まだですか?!」と聞いてしまうが
「まだ7cmだから、10cmになってから初産の人だとそれから1~2時間かな。進んでるからね!」
と、希望のように話してくれましたが…
まだ1~2時間以上続くのこれ!と絶望(笑)
16時
いきみたくて、思わず力が入ると何かがあふれる感覚が…
あわててナースコールで破水かもと伝え、見てもらう。
でも違うそうです。おりものや血液かも、とのこと。
もういきみたくて辛いと伝えると、なんと9cm!
呼吸に気を付けていたのですが、酸素が回らなくなってきて、
赤ちゃんが苦しくなってきているようなのでマスク装着。
陣痛室で少しいきんでみようと、始まる。
再び陣痛室に二人きりで、
いきむ私と、焦る旦那氏。
いきむ時間が長すぎて、顔が赤黒くなっていたらしく
「息して!吸って!吸って!」と声かけられる。
だって、助産師さんができる限り息止めていきめって言ったんだもん。
ぎりぎりまで頑張ってたんだよ!
たしかに血管キレるんじゃないかってくらい頑張ったけど。
16:15
分娩室へ歩いて移動。
歩くって、何!?
大混乱。痛い。起き上がるのでさえ悲鳴。
と言うか、ベッドから降りる時に何かがハマった。
あ、頭!頭!!!
歩いたら出る!出る!!!!
分娩台へ上がるように指示され、またも大混乱。
上がる!?踏み台使って、これに、上がる!?
「見えてるよ~あと3回で出てくるよー」
と、先生。
え?もう!?はやくない?!
旦那氏、分娩室に入るためのガウンが後ろ前でもたもた。
ああもう、だから親子学級立ち合い出産編も出ておけと言ったのに!
(しかも私が分娩室へ移動している最中に、談話室の母のもとへ行っていたそうです…)
そして気づく。
あれ、おまた切ってなくない!?
切るんじゃないの?このまま産むの?
間違いなく裂ける。え、切らないの?
と思いながらも、後は言われるがままいきむだけ。
16:26
旦那が遅れて分娩室にきて5分ほどで、ずるんと。
チビ太、爆☆誕
姿を見た瞬間は放心状態で、呼吸で精一杯。
産声を聞いた瞬間に涙があふれて私も声を出して泣きました。
嗚呼、泣いてる。
生きてる。
私がお腹で育てて、産んだんだ。
ちゃんとお腹の中にいたんだ。
本当に産まれてきたんだ…
とても感動したのを覚えています。
この感動で、産む痛みを忘れるといいますが、それは忘れませんでした。(笑)
でも
産んだ直後は「あれは絶対嘘。もう二人目は絶対に産まない。」
と思ってましたが
今は現実的なことは置いといて、二人目欲しいです。
妊娠中のお腹をなでる幸福感、
産まれた時の感動、ほにゃほにゃの新生児…
たまらんですね。
産後処置と、退院まで書こうと思っておりますので、
もうしばらくお付き合いください。