チビ太誕生のお話。⑩最初の壁
いつもより少し早い時間にこんばんは。
風邪気味チビ太はやや機嫌が悪く、
そしてやはり調子悪いらしくグズグズしながら早めの就寝でした。
この後、きっと何度も起きるので色々早めの行動です。
嬉しいことですが、上の歯も生えてきたチビ太。
毎日噛まれて歯型だらけです…
歯がかゆいから仕方ないのか、ちゃんと生えてきたら収まるんでしょうか…
噛み癖にならないよう、注意していきたいです。
チビ太誕生後、入院中の生活についてお話し中です。
誕生のおはなしはこちら
チビ太誕生のお話。①マイペース遺伝 - ゆきんことチビ太の日々徒然
入院中の話、最初からはこちら
チビ太誕生のお話。⑦母子同室 - ゆきんことチビ太の日々徒然
はじめてのお世話に戸惑いつつ、授乳に挑戦中。
まだ軌道に乗っていないので、母乳はほぼゼロ。
助産師さんにミルクは必要かどうか聞きに行くと、母乳で頑張るように言われました。
とにかく吸わせて、日が暮れ、面会時間が終わり、旦那も帰りました。
見送ったあと、その足で授乳室へ向かいます。
- 産後一日目 夜
授乳室に入り、手を洗い、おむつを替え、体重を計ります。
そして右、左と授乳し、再び体重を計ります。
結果、変わらず。
むしろマイナスになってたりするけどどういう現象!?
コットに戻すと再び泣き出すので(そりゃ空腹ですからね)
そのまま座り直し、もう一度授乳。
「できるならもうひと往復してもいいよ」
と言われたのでもうひと往復。
寝てしまい、思うように授乳できない子もいるようでした。
しかしうち子は違う!
「我、空腹である!乳を所望する!はよ!はよ!!!」
加えさせればとにかく吸います。いつまでもなんどでも。
げ、げんき…いいことだ。
体重は変わらないけれども、一通りのお世話も終わったし…
と病室に戻ります。
病室に赤ちゃんを置き去りにしてはいけないので、
歯磨きもトイレも、廊下の共同スペースなので連れていきます。
身支度を済ませて、消灯前にもう一度と思い授乳室へ…
一連の動作を終わらせ、コットに乗せて、病室に戻ろうと…
駄目です泣き止みません。
もう一度、
おむつをチェック、体重計る、右5分左5分、体重計る、+0、泣く。
左5分、右5分、左5分、右5分、体重計る、+0、泣く。
繰り返し繰り返し。
あれよあれよと時間が過ぎ、泣き止んだころには消灯時間は過ぎていました。
来た時にいた他のママたちはもう病室に戻っていき、
なんなら後から来たはずの人たちも戻っていて、
気が付けば2周目のママもいます。
入れ替わり立ち代わりの中、私だけがずーっと、授乳室にいたのです。
それでもようやく泣き止んだし、と授乳室を出て暗い廊下を歩き、病室へたどり着きます。
しかし!部屋に入ろうとした途端、泣きだします。
ここは産科病棟ですのでお互い様ですし、あちこちから赤ちゃんの泣き声。
でもあわてて授乳室へ引き返します。
また運悪く授乳室から一番遠い部屋だったんです…
カラカラカラカラ…
才ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
うーん、きみ、本当に新生児?
他の子たち「ふぇぇぇぇぇ」とか「みゃぁー」とか
とっても可愛らしい泣き方なんだけど…
この心臓に来る大声はどこから…
母性本能がそう聞こえさせていたんでしょうか?
たぶん、そこにいた中で一番の力強い鳴き声だったと思います。
もう一人、似たような泣き方の子もいましたが…
そしてあとは繰り返し。
一時間ごとに区切られた管理ボードにつづく「0」。
私の予習では「新生児は2時間ごとに授乳」なので間が空くはずなのですが…
ぜろ、ぜろ、ぜろ、ぜろ…ときどき-5とか
+3とかもでますが
なんかもう、誤差かな?って感じでした。
泣き止んだのでコットに乗せて、そーっと授乳室を出ようとすると、
再びの咆哮。
温め続けたソファーに座りなおします。
それでもそんなもんだよね、仕方ないよね。
出るようになるには吸わせるしかないもんね…
助産師さんも「頑張ってるね!」って言ってくれてるし。
授乳室の主、ここに誕生したのでした。